2017年の桜花賞は前日から雨が降り、稍重の馬場でレースを迎えた。
当日は7Rまで重馬場だった為、かなり体力の消耗する馬場だったに違いない。

出走各馬の評価・ポイント・コメントを整理してみます。

【桜花賞着順】

1着 レーヌミノル
2着 リスグラシュー
3着 ソウルスターリング
4着 カラクレナイ
5着 アエロリット
6着 ディアドラ
7着 カワキタエンカ
8着 ライジングリーズン
9着 ジューヌエコール
10着 ウゼットジョリー
11着 ミスエルテ
12着 アドマイヤミヤビ
13着 ゴールドケープ
14着 アロンザモナ
15着 ショーウェイ
16着 ミスパンテール
17着 ベルカプリ

桜花賞レース後の各馬評価・コメント

レーヌミノルは、鞍上の池添騎手の好騎乗で勝利。道中5.6番手をじっと動かず、直線まで待った事で、直線でも仕掛けを遅らせ、馬なりで先頭に並びかけるとステッキを入れ、馬場の良い所に持ち出し持続したスピードが保たれた先頭でゴールした。前走は仕掛けが早すぎたが、今回は仕掛けどころが絶妙だった。道悪がうまいというより、好騎乗で桜花賞を制したイメージだ。

リスグラシューは、スタートをうまく出て1着同様、道中はリラックスしてレースを進める事が出来たのも2着まで入れた原因かもしれない。4コーナーでは手応えが怪しかったが、坂を登り終わったあとから急激に加速し、2着を死守した。これからまだまだ伸びしろのある1頭であり、距離は伸びても問題ないだろう。

ソウルスターリングはスタートを決めるも、いつも通りの脚が使えなかった。最後の直線も、じわじわ伸びるも3着まで。欧州血統で道悪は問題ないとみていたが、馬場状態に泣いたようなレースだった。
これで3年連続関東馬の単勝1倍台の馬は連対率0%となった。距離は1800mぐらいが限度で、これから成長があまり見込めないのが本音。オークスは距離が厳しいだろう。

カラクレナイは定位置からレースを進め、ラストの脚にかけるいつも通りの競馬で4着。最後の直線も追い出すタイミングが遅く、長く切れる脚を持っていないかのような乗り方で、進路を確保するまでに時間がかかった。まっすぐ走る事が出来ていれば、3着に入っていただろう。1200m〜1600mで活躍しそう。

アエロリットは先行ししぶとい競馬をするかと思いきや、スタートは五分以上に出たにもかかわらず、後方からレースを進めた。おそらく戦略通りであろう。直線は大外に持ち出し、ジリジリと5着まで。先行し、レーヌミノルのような騎乗だと連対まであったかと思われるレース内容だった。血統通り、道悪は苦にしないタイプで距離はこのぐらいが良さそうに感じる。オークスより NHKマイルの方が狙いやすいか

ディアドラは、ハービンジャー産駒の道悪適性で6着に食い込んだ。唯一の上がり34秒台を計測。ハイペースで展開はかみ合った感はあるが、岩田騎手のようなアクションの大きい騎手と相性がいいように思えた。まだ1勝馬だが、勝ち馬と0.2秒差でマイル重賞ならいいレースができそうな予感。

カワキタエンカはハイペースで飛ばし、この馬場で7着に入着。このペースで逃げて7着は、持久力がありバテない身体を持った馬なのだろう。道悪適正もあり、ディープインパクト産駒らしくない馬だ。距離は伸びる方がプラスに働くだろうし、もし出走が叶い、オークスで大逃げを打つようだったら怖い。

ライジングリーズンは、1枠2番に入り、終始馬場の悪い所は走っていたにもかかわらず、最後まで脚を使い、8着。着順こそ悪いが、内容そのものは悪くないように感じた。中山コースで全勝している通り、器用な馬である事は間違いなく、小回りコースなら重い印を打ちたい。道悪もOK

ジューヌエコールは前半かかり気味にレースを進め体力を消耗したのが全てだろう。
このタイプの馬は1600mは厳しく、スプリント戦線で期待したい。

ウゼットジョリーは結果的に10着だったが、勝ちに行く競馬をして10着になったように感じた。着順を上げれるように乗れたはずだが、鞍上は勝ちを意識しただろう。無難に乗れば8着以内はあっただろうが、これは問題ない。
しかし馬にこれといった特徴がなく、今後の活躍に期待がもてない。

ミスエルテは調整過程が全て。カイバを良く食べるようになればもっと良い馬になるのは間違いなし。思い切って秋まで休養でもいいと思える1頭。素質はメンバーでもTOPレベル。

アドマイヤミヤビは一番意外な結果に終わった。マイルは忙しいとは思っていたが、まさかここまで負けるとは。道悪も苦にする事ないと思ったが、道悪は全くの印象になってしまった。距離は伸びた方がいいのは確実だが、今後、道悪になると評価をグンと下げる事になるだろう。オークスでは巻き返し可能。しかし良馬場限定だ。

ゴールドケープは重馬場で好走歴があるものの、道悪適正がないように見えた。前半少しかかり気味にレースを進め、体力消耗したのも敗因原因だが、馬自体はG3レベルだろう。
アロンザモナは、道悪適正というより、距離が長い気がするが、だからといって短い方が良いとも思えない。要するに現状は1600万以下レベル。

ショーウェイは、いつも通り積極的な競馬をして15着。現状は1000万以下レベル。ダートで見てみたい。

ミスパンテールは全くダメだった馬。何がダメだったかは今の所わかりにくいが、チューリップ賞2着は能力のある証拠。敗因がレースを見る限り馬場なのかはわからなかったが、この負け方は次走も不安だ。

ベルカプリは、メンバーレベルが違いすぎた。500万以下レベル。